こんにちはHIROTOです。https://twitter.com/vintagehandsup
この記事では古着屋を開業したい。でも出来るだけ失敗はしたくないから、まずはネットでという人に向けて、ネット開業のメリット、長期的にみたデメリットを自分なりの考えで書いていきます。
★この記事を書いている人★
HIROTO 30♂
パキスタンにて仕入れを行い、主にメルカリ、BASEにて販売している古着屋。
メルカリでの取引は2000件以上。
2019年にネット販売から開業しました。
2020年10月1日 栃木県小山市に古着屋 OWEYOUをOPEN。
飛ばし読み
1. ネット開業により初期費用を抑えよう
古着屋の開業に限らずいかなるジャンルにおいても、開業にかかる初期費用は抑えたい所。
幸いにも古着は、メルカリやBASEといったプラットフォームが用意されており、商品さえあれば簡単に始めることが可能です。
自分は2LDKのアパートの1部屋を撮影ブース、倉庫といった形で開業しました。
専業としてやっていくには、やはり海外仕入れは必須かと思いますので、仕入れ中にかかってくる固定費はできるだけかけたくない所です。
また、何者でもない1人の人間が集客にかかるコストを0で販売をはじめても、そこにはお客さんが存在するのはネット販売ならではの強み。
メルカリの手数料を高く感じることもあると思いますが、圧倒的な集客力を考えたら安く、メリットのほうが大きいです。
魅力たっぷりのネット販売ですが、勿論デメリットとなる所もあるので、順を追って解説していきます。
2. 古着の海外仕入れに挑戦していこう
古着屋の仕入れといったらどこを思い浮かべるでしょうか?
アメリカ?カナダ?タイ?フランス?
古着屋としてビジネスをしていく中で、かなり重要な比重を持つ仕入れ。
古着転売を副業としてやっていく分には、国内仕入れで問題ないかと思いますが、専業となると海外仕入れは今の所必要になってくるかと思います
どこに行くのが正解ということはなく、レディース古着を扱っている友人はケニア。
自分はパキスタンを選びました。
理由はこちらの記事に書いていますので、興味ある方は是非!
海外への1人旅経験が無い人は、海外に行くだけでも不安という方はいるかと思います。
その中で果たして仕入れてくることができるのか?
そんな漠然とした不安はあるかと思いますが、1回目は赤字でもいい気持ちで構えておいた方がいいと思います。
1番情報量のあるタイ仕入れでも、宿決め、倉庫への移動、値段交渉、日本への発送と初めてやることは色々とあります。
また、現地の人はあなたのことをまだ知らず、1年で多くのバイヤーが買いにくる中で、1回目のあなたに良い物を特別に安くしてくれることはまずありません。
大切なのは良好なコミュニケーションを築き、顔を覚えてもらい、次に繋がる仕入れを行うことです。
そうすることで、2回目の仕入れの際に「この人はコンスタントに来る人」と認識され、顧客の1人として接してもらえるでしょう。
基本家賃しかかからないネットでの開業です。
失敗のリスクも小さいので、最低限の下調べはした上で挑戦していきましょう。
3. メルカリ・BASEのネット販売で少しずつファンを獲得していく
無事に仕入れを行い、商品が手元に届いたならとにかく出品。
自分自身の経験から、古着の販売をネットで行っていくなら、メルカリとBASEの2本柱で運営していくことをおすすめします。
メルカリの強みは何といってもユーザー数、圧倒的な使いやすさです。
発送方法も独自でメルカリ便を日本郵便、ヤマト運輸と提携しているので、お得な送料での発送が可能。
また、事務局のレスポンスも早くユーザー間のトラブルにもしっかり対応してくれます。
その反面、SNSとのリンク、ブログ等の機能はなく、距離がある為ファンを作るのが難しい所があり、プラットフォームからの脱却を見据えると考えなければいけない点です。
一方で、BASEにはSNSとのリンク、ブログ、クーポンの配布等の機能があり、メルカリに比べるとファンを作りやすいプラットフォームと言えます。
超デジタル世代の20代前半の人達には、強みを生かせる嬉しい機能。
BASEについてはこちらの記事で書いていますので、是非チェックしてください。
また、ネット販売を行なっていく上で忘れていけない点は、今後ネット販売以外にも販路の拡大を行なっていきたいと考えるのであれば、高く売り切るアカウントを目指しても、以降の展開につながっていくことはなく、瞬間的な利益にしか繋がらないので注意。
4. ネット開業のデメリット
初期費用、固定費が少なく魅力の多いネット販売ですが、デメリットも勿論あります。
- ファンを作りにくい
- 仕事はずっと1人
先程も書きましたが、特にメルカリでファンを獲得していくのは本当に難しいと思います。
古着転売アカウントのように、明らかに値段設定の高い販売を続けても本当のファンができることはありません。
あくまでもフォロワー数による権威性があり、メルカリの中で選ばれている訳で、そのアカウントが無くなっても誰も困らないのが事実。
つまり、実店舗を展開したい、オリジナルブランドを作りたいという中期目標があった場合に、利益としては残っても、それまでの活動が中期目標に繋がることはほとんどなく、1からのスタート。
開業したばかりの段階で色々と先の事を考えるのは難しいですが、実店舗を持ちたいのか、卸売りをしたいのか、オリジナルブランドを作りたいのか等、漠然としたイメージは持ちながら、次に繋がりそうな運営をしていくのが大切なのかと思います。
もう1つのデメリットとしては基本常に1人での活動となります。
その為、自分の仕事量、仕事の質を肯定できるように活動していくのですが、意外とこれが簡単じゃない。
なので、出品数、売り上げやフォロワー等、数値目標を設定し、厳しくも納得のいく形作りは重要。
5. 結果ノーリスクまずは1歩
デメリットにも触れましたが、基本的にリスクのないネット販売。
当初失敗しても傷口はかなり浅く、直ぐに再スタート可能。
出来るだけ実体験を増やしながら、自分なりの目標に向かってコツコツ活動していきましょう。
それでは^^
2021年2月追記
実店舗を開業して感じたことを書きましたので、興味がある方は是非。